カレー屋ヒゲめがねの挑戦JR上諏訪駅 駅前交流テラスすわっチャオで、『人生に選択肢を!~脱サラ、教育移住、Iターン起業~ カレー屋ヒゲめがねの挑戦』が開催されたので、なんとなく参加してみました。「副業もしたいし、カレー屋は楽しそうだな」気分で。東信地域で話題の「カレー屋ヒゲめがね」こと、豊田陽介 氏2023年春、長野県諏訪市へ20年超振りにUターン移住したので、まだまだ信州こと、長野県の情報には疎いのではありますが。東信地域やSNSなどでは、「カレー屋ヒゲめがね」はメジャーなようで。講演会やセミナーは、わりと欠席も目立つものですが、諏訪地域初講演ということもあってか、ほぼ満席状態。横浜などの県外から来ている方もいるほどの集客力には驚きながら。ちなみに、わりと広い信州(長野県)は、「北信・東信・中信・南信」に分かれまして、東信地域は「軽井沢」「佐久」が有名です。その中で人口1万人ほどの佐久穂町に移住して、週3日のランチ営業のみで生活しているという話題性も手伝って、ローカルメジャーになっているとか。諏訪湖がある信州諏訪市は、長野県の中央あたりですが、なぜか松本市を代表とする中信ではなく、南信に所属しています。大手企業を退職し、長野県佐久穂町に移住個人的に講演会に行こうと思ったモチベーションの一つが、「都会から地方に移住したい」というニーズはある中で、地域に根差した生業を見つけて、生きていくことのヒントを得ることができればいいなと考えていたからでした。細かい内容なネタバレになってしまいますので、個人的に参考になったエピソードを抜粋させていただきますと。------------------------------------------------------------------------------大手企業であるハウス食品で豊田氏が働く中で、1年間の育休を取って、長野県佐久穂町にお試し移住。現場復帰後、信州から東京の会社に通う日々に戻ると、自然豊かな場所で、家族と過ごせる時間の大切さを痛感。1年間、ともに家事や育児をやっていたことも幸いし、奥さんも会社を辞めて、起業することを応援してくれた。------------------------------------------------------------------------------録音していないので、文字起こしではなく、記憶起こしですが。何か新しいことをしようという時、転職や起業をしようという時、こどもがいると、保守的にはならざるを得ないわけでして。家族と過ごす時間をつくりたい、けれど、お金が大事だよ。と、アクションできないケースは多いので、そのあたりは、いいエピソードだと感じました。身近な家族や友人知人の後押しがないと、一人では心が折れるものではありますので。ナベドコロファミリーも、残念ながら?パパ似の長女が2024年春から幼稚園に入園するので、ママにもちょいと働いていただいて。何か新しいチャレンジができるといいなと希望。とはいえ、コピーライターやライターの仕事は好きですので、もっと仕事が増えるとうれしい気持ちもありながら。10年後、20年後を見据えて新しい可能性は探りたいところです。週3日ランチマーケティング一方的な講演ではなく、テーブルごとに話し合うワークショップ的な時間もありまして、「場づくりがうまいな」と感じながら。移住系の知人も増えたりはして楽しい面もありつつ。「カレー屋ヒゲめがね」の話を聞いていると、さすが大手企業に勤めていた方だけあってなのか、なかなか計算されたマーケティング背景があった点は感心しました。強み〈ハウス食品のスパイスマスター〉17年間、勤めたハウス食品のスパイスマスターという経歴を活かして、カレー屋を開業。関東で常連だったカレー屋さんで5日間だけ修行して、店舗運営を学んだという話は特に印象的で。企業秘密っぽいエピソードもありましたが、そこは割愛。 思想〈売り上げを減らす〉佰食屋の本「売上を、減らそう。」の考え方が事業のベースになっているという話もありました。売上や数字を上げていくことを目標にすると、週7営業で、長い時間を働く方が効率的ですが。その分、自由な時間は減っていくというジレンマもある。という中で、必要な生活費から逆算して、営業時間を決める。そういう潔さのようなものは、時間やお金に追われずに生きていくためには、大切は思想だと思わされました。個性〈週3日ランチマーケティング〉 信州の中でも、若干マイナーな地域である佐久穂町において週3日ランチだけで営業するカレー屋さん。というだけでも、話題性がありますし、実際に取材もされやすい。広告を打たなくても、地元紙やWEBメディアなどで取り上げられることで、「とりあえず食べてみよう!」→「おいしいからリピートしよう!」→「まわりに薦めてみよう〈ファン化!〉」SNS時代には、お金を払って広告を出すよりも、うまくPRしたほうが費用対効果は高いという事実。特に、飲食店などのB to Cマーケットにおいては。ということを、改めて実感。コピーライターとしては、もっと動き方を変えていかないといけないなと思わされながら。取材ライティングはできるので、記事化やブログ化などでサポートできるといいなと。できれば事業にも絡みたい想いもありつつ。余白の使い方が、生き方となっていく週3日営業で、仕込みもあるので実質は週4日がカレー屋。今回の講演もそうですが、空いた時間で、他の仕事をしたり、人に会ったりしている。余白の時間でつながった人と新しい動きがはじまったり、知り合った人が「カレー屋ヒゲめがね」に来てくださったり。会場でもテーブルごとに回って、気さくに話してくださった豊田氏の人柄というのか、豊臣秀吉的な人たらしな面も、「カレー屋ヒゲめがね」の成功につながっているのだろうなと実感しました。フリーランスの場合、空き時間ができると急に不安になるので、「営業して、新規クライアントを見つけないと!」と、アタフタしがちですが。 生活費ベースで、ある程度の売上目標を決めて、やりたいことをする、人との縁を結んでいく生き方のほうが、人生を豊かにできるものですよねというのが、一番の学びではありました。 「カレー屋ヒゲめがね」の豊田さん、諏訪商工会議所の皆様、諏訪フューチャーラボ Tsunaguの皆様有意義な時間をありがとうございました。コピーライター事務所「ナベドコロ」東京・信州&オンライン 渡辺さとし
JR上諏訪駅 駅前交流テラスすわっチャオで、『人生に選択肢を!~脱サラ、教育移住、Iターン起業~ カレー屋ヒゲめがねの挑戦』が開催されたので、なんとなく参加してみました。「副業もしたいし、カレー屋は楽しそうだな」気分で。東信地域で話題の「カレー屋ヒゲめがね」こと、豊田陽介 氏2023年春、長野県諏訪市へ20年超振りにUターン移住したので、まだまだ信州こと、長野県の情報には疎いのではありますが。東信地域やSNSなどでは、「カレー屋ヒゲめがね」はメジャーなようで。講演会やセミナーは、わりと欠席も目立つものですが、諏訪地域初講演ということもあってか、ほぼ満席状態。横浜などの県外から来ている方もいるほどの集客力には驚きながら。ちなみに、わりと広い信州(長野県)は、「北信・東信・中信・南信」に分かれまして、東信地域は「軽井沢」「佐久」が有名です。その中で人口1万人ほどの佐久穂町に移住して、週3日のランチ営業のみで生活しているという話題性も手伝って、ローカルメジャーになっているとか。諏訪湖がある信州諏訪市は、長野県の中央あたりですが、なぜか松本市を代表とする中信ではなく、南信に所属しています。大手企業を退職し、長野県佐久穂町に移住個人的に講演会に行こうと思ったモチベーションの一つが、「都会から地方に移住したい」というニーズはある中で、地域に根差した生業を見つけて、生きていくことのヒントを得ることができればいいなと考えていたからでした。細かい内容なネタバレになってしまいますので、個人的に参考になったエピソードを抜粋させていただきますと。------------------------------------------------------------------------------大手企業であるハウス食品で豊田氏が働く中で、1年間の育休を取って、長野県佐久穂町にお試し移住。現場復帰後、信州から東京の会社に通う日々に戻ると、自然豊かな場所で、家族と過ごせる時間の大切さを痛感。1年間、ともに家事や育児をやっていたことも幸いし、奥さんも会社を辞めて、起業することを応援してくれた。------------------------------------------------------------------------------録音していないので、文字起こしではなく、記憶起こしですが。何か新しいことをしようという時、転職や起業をしようという時、こどもがいると、保守的にはならざるを得ないわけでして。家族と過ごす時間をつくりたい、けれど、お金が大事だよ。と、アクションできないケースは多いので、そのあたりは、いいエピソードだと感じました。身近な家族や友人知人の後押しがないと、一人では心が折れるものではありますので。ナベドコロファミリーも、残念ながら?パパ似の長女が2024年春から幼稚園に入園するので、ママにもちょいと働いていただいて。何か新しいチャレンジができるといいなと希望。とはいえ、コピーライターやライターの仕事は好きですので、もっと仕事が増えるとうれしい気持ちもありながら。10年後、20年後を見据えて新しい可能性は探りたいところです。週3日ランチマーケティング一方的な講演ではなく、テーブルごとに話し合うワークショップ的な時間もありまして、「場づくりがうまいな」と感じながら。移住系の知人も増えたりはして楽しい面もありつつ。「カレー屋ヒゲめがね」の話を聞いていると、さすが大手企業に勤めていた方だけあってなのか、なかなか計算されたマーケティング背景があった点は感心しました。強み〈ハウス食品のスパイスマスター〉17年間、勤めたハウス食品のスパイスマスターという経歴を活かして、カレー屋を開業。関東で常連だったカレー屋さんで5日間だけ修行して、店舗運営を学んだという話は特に印象的で。企業秘密っぽいエピソードもありましたが、そこは割愛。 思想〈売り上げを減らす〉佰食屋の本「売上を、減らそう。」の考え方が事業のベースになっているという話もありました。売上や数字を上げていくことを目標にすると、週7営業で、長い時間を働く方が効率的ですが。その分、自由な時間は減っていくというジレンマもある。という中で、必要な生活費から逆算して、営業時間を決める。そういう潔さのようなものは、時間やお金に追われずに生きていくためには、大切は思想だと思わされました。個性〈週3日ランチマーケティング〉 信州の中でも、若干マイナーな地域である佐久穂町において週3日ランチだけで営業するカレー屋さん。というだけでも、話題性がありますし、実際に取材もされやすい。広告を打たなくても、地元紙やWEBメディアなどで取り上げられることで、「とりあえず食べてみよう!」→「おいしいからリピートしよう!」→「まわりに薦めてみよう〈ファン化!〉」SNS時代には、お金を払って広告を出すよりも、うまくPRしたほうが費用対効果は高いという事実。特に、飲食店などのB to Cマーケットにおいては。ということを、改めて実感。コピーライターとしては、もっと動き方を変えていかないといけないなと思わされながら。取材ライティングはできるので、記事化やブログ化などでサポートできるといいなと。できれば事業にも絡みたい想いもありつつ。余白の使い方が、生き方となっていく週3日営業で、仕込みもあるので実質は週4日がカレー屋。今回の講演もそうですが、空いた時間で、他の仕事をしたり、人に会ったりしている。余白の時間でつながった人と新しい動きがはじまったり、知り合った人が「カレー屋ヒゲめがね」に来てくださったり。会場でもテーブルごとに回って、気さくに話してくださった豊田氏の人柄というのか、豊臣秀吉的な人たらしな面も、「カレー屋ヒゲめがね」の成功につながっているのだろうなと実感しました。フリーランスの場合、空き時間ができると急に不安になるので、「営業して、新規クライアントを見つけないと!」と、アタフタしがちですが。 生活費ベースで、ある程度の売上目標を決めて、やりたいことをする、人との縁を結んでいく生き方のほうが、人生を豊かにできるものですよねというのが、一番の学びではありました。 「カレー屋ヒゲめがね」の豊田さん、諏訪商工会議所の皆様、諏訪フューチャーラボ Tsunaguの皆様有意義な時間をありがとうございました。コピーライター事務所「ナベドコロ」東京・信州&オンライン 渡辺さとし
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