地方移住で欲しいサービス「住まいの余白」編
「テレワークだから、自然豊かな場所で暮らしたい」
「こどもが小学校に上がるタイミングで移住したい」
「地域おこし協力隊で、地域を盛り上げていきたい」
そんなポジティブで、計画的な移住の場合、
余裕を持って、住まい探しをできるものですが。
東京・千葉で10回くらい引っ越しをした経験からすると、
「取り壊しで立ち退きを要求されて、数カ月後に退去」
「同棲している相手が、急な異動で来月引っ越し」
といった事例に当たることが半分くらいだったりするのは、
自分だけなのでしょうか?と、関東LIFEを振り返りつつ。
地方移住の場合、仕事はリモート&出張で続けていくと仮定して、
(移住してから新たな営みをはじめるということもありますが)
リアルに困るのが住まい探しなのではありました。
そういう観点では東京から近い静岡や山梨が
移住で人気になるのは当然だろうなと。環境もいいし。
2県に比べると、東京からはやや遠い長野県。
北陸新幹線が通っている北信・東信地域
新宿から特急あずさが通っている松本・諏訪地域
は、東京に出るなら外せない選択肢となるわけで。
自分の場合は、諏訪市出身なので、諏訪6市町村限定で探しはじめました。
移住者向け物件がないと、移住者は増えない
まず空き家バンク的なサイトで検索。
一家で住める駅徒歩圏内の家となると、数は少なく。
一軒、あったので応募してみると、ほどなく確約。
仕方ないので、緑のもじゃもじゃ的なサイトで検索。
結局、首都圏でもあるような、賃貸ネットワークで紹介してもらうことに。
一家で部屋を見に行くのも、小さいこどもがいると、旅行のようなもので。
温泉旅館に泊まったり、楽しかったりするものですが。
やはり、希望条件に合う物件は少ないので、とりあえず予約。
探すのが逆に早すぎたのか、2023年3月から入居予定なのに、
2023年1月から家賃を払うことにされ、なんとなく不満も残りつつ。
いくつになっても、ちいさい人間なもので(笑)
格安(無料)で、お試し移住できる家が欲しい。数カ月でいいので。
〈個人的に好きな -万治の石仏 下諏訪町-〉
「決して、地元・諏訪市の制度に文句を言っているわけではないです!」
そこまで、移住を推進していない政策なのは、自治体ごとですので。
実際に、家探しをして感じたのは、何度も往復するのは大変ですので、
一旦、仮住まいできて、そこから賃貸なのか、中古物件&リノベなのか、
思い切って新築を建てるのかを、暮らしながら考えられる
住まいの余白のようなものがあると、ありがたいなと感じた次第です。
地元なのである程度、暮らし方のようなものは分かっていますが、
初めて長野県に移住するという場合は、お試し移住できたほうがいいかと。
成功している市町村の場合は、先行して移住している皆さんがいるので、
新しくコミュニティに入っていきやすいというのは、馴染みやすくていいなと。
移住者を歓迎している町なら
「都会風を吹かすな」と文句を言われなそうですし。
空き家をリノベして、お試し移住施設にしてもいいでしょうし。
閑散期のホテル・旅館に協力していただいてもいいでしょうし。
Airbnbなどで民泊を推奨するのも、いいかもしれませんし。
敷金(礼金)、紹介料で数十万円かかって、
首都圏からの引っ越し代で数十万円かかる。
「そりゃ、あっしら庶民は気軽に移住なんざできませんよ」
もっと気軽に移住を体験できる世の中になるといいな
と感じたニッポンの不動産事情ではありました。
今後は賃貸物件を追い出されないように
持ち家を買うのがナベドコロ一族の目標です。
コピーライター事務所「ナベドコロ」
東京・信州&オンライン 渡辺さとし
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