頭のいい人が話す前に考えていること
忙しかった年度末進行も落ち着いてきまして
心に余裕ができてきたので、気になっていた本
「頭のいい人が話す前に考えていること」を読了。
日経関連の記事広告を担当させていただく機会もあり、
ビジネス関連の記事、ビジネス書等はわりと好きなのですが。
難しかったり、文章が読みにくかったりして、
挫折してしまうような、流し読みで終わるような、
書籍もあったり、なかったりする世の中で。一般論。
「頭のいい人が話す前に考えていること」は、
文章も、レイアウトも含めて、非常に読みやすいので
素晴らしい本だなというのが、率直な感想ではあります。
肩書上、ライター兼コピーライターのような仕事をしていますと、
読みやすくて、理解しやすい文章というのは、必然でもありまして。
その分、読みにくい文章を目の当たりにすると拒否反応すら
感じてページを閉じてしまうのは、職業病のような感覚で。
生成AIがもっと進化すれば(既にしているのか?)、
要点をとらえた、読みやすい文章が即座に生まれて、
ライター・コピーライターのような仕事はなくなっていく。
そんな予感はひたひたとしますが、それまでは頑張っていこうと。
余談が長くなりましたが、本で参考になったことをメモしておきます。
「知性」と「信頼」を同時にもたらす7つの黄金法則
さすが40万部突破ということで、7つの黄金法則だけでも
かなり参考になる内容ではありました。
1.とにかく反応するな
2.頭のよさは、他人が決める
3.人はちゃんと考えてくれてる人を信頼する
4.人と闘うな、課題と闘え
5.伝わらないのは、話し方ではなく、考えが足りないせい
6.知識はだれかのために使って初めて知性となる
7.承認欲求を満たす側に回れ
ネタバレになるのも申し訳ありませんので、詳細は書籍で。
というスタンスではありますが。特に参考になったのが以下、2項目。
1.とにかく反応するな
どんな時もまずは冷静に対応することが重要というような話で。
確かに、振り返ってみると感情的になると、失敗につながるなと。
街で怒っていたり、大声を出していたりする人にはなりたくないもので。
禅の思想にも近いですが、一旦、引いて。
落ち着いてから対応するのは大事なことですよね。
信州に移住してからは、のんびりしているからか、
気持ちにも余裕ができてきたような気はします。
単純に40代になって、パワーが落ちているからかもしれませんが。
4.人と闘うな、課題と闘え
広告やコピーライティングでも言われることですが、
「人は理屈で動くのではなく、感情で動く」という話は、
他の業界でも同じことなのだなと再認識させられました。
確かに反論されたり、論破されたりした相手は
絶賛キライになってしまうものですし。
ビジネスでも、プライベートでも、距離を置かれるイメージで。
相手の意見やアイデアを否定するのではなく、
肯定できるような間口の広い人間でありたいなと
感じさせてくれたエピソードではありました。
ライター・コピーライターとしては、人の話を聞いたり、
引き出したりするのは、重要なスキルでもありますので、
後半の傾聴「アドバイスをするな、整理せよ」あたりも学びがありました。
そんなところで、読む価値のある本でしたので、おすすめの一冊です。
やっぱり頭のいい人はいいこと言いますよね。それではまた。
コピーライター事務所「ナベドコロ」
東京・信州&オンライン 渡辺さとし
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