UXライターとコピーライター
友人のアートディレクターと話していて出てきたワード「UXライター」。
参考)
ferret
UX MILK
普段から、広告(特にグラフィック広告)の相対的価値がシュリンクしていく中で、
コピーライターやグラフィックデザイナーはどう動いていくべきか
については一つのテーマなのですが。
ライターという見地からは、HPのコピーライティング、
取材等によるコンテンツ制作といった仕事は
企画・コンセプトワーク等も含めて、ここ5年~10年くらいで増えて来ていて。
いわゆる、表現やコピー力で勝負するような従来型の(旧来型の?)
広告ADという仕事はマーケット全体でも減ってきている中で、
マーケティング的な効果という意味でも、ニーズを満たしにくい面もあり。
広告賞をとったりして、20世紀型の広告業界でメジャーになっていく
というのは一つのルートだとは思いますが、冷静に考えてみると
これから10年先も生き残っていくには、ちょっと怖いポジショニングなのかなと。
(本当に優秀なコピーライターの皆さんは乗っていける船かもしれませんが)
ユーザーにとってわかりやすく、魅力的な体験をつくる「UXライター」
今更ですが、
ユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略であるUX。
UXライターというと、日本ではまだ馴染みがない職種である一方、
USの数年遅れでIT業界が動くのがJAPANの常で。
「商品・サービスを深く理解し、ユーザーに魅力を伝えていく」
という考え方のコピーライターと、
UXライターの存在価値は似ている
ような気はしていて。
これからコピーライターが生きる道の一つとしては、
可能性のあるルートなのかもしれないなと。 ITにかぎらずですが。
既存の商品・サービスの広告・ツールをつくるより
企画やコンセプトワークからプロジェクトに参加していくことは、
ライターという枠を越えた関わり方ができるのではないかとも考えながら。
もしそういったニーズで声をかけていただけた時は、
前向きに取り組んでいこうと時流を読みつつ。
ちょうどタイミングよく、コンサルタントの知人に
コンセプトワークから関われるプロジェクトをアサインされたので、
違う観点から、これからのコピーライターの生きる道に挑んでいこうと思います。
(シンプルに「UXライター」というキーワードを使ってみたかっただけなのが本音ではありますが)
UXはユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略です。 Experienceとは「体験、経験」を意味し、UXとは「ユーザーが製品・サービスを通じて得られる体験」を指します。 というようなサービスの質に関わる部分も「UX」です。
動画はWEBとも相性がいいけれど、
新聞や雑誌、ポスター等の
マス広告のパワーが凋落していく中で、
コピーされる印刷物のライティングを起源に持つ
コピーライターの行方のようやものはテーマとして考えていて。
友人のアートディレクターと話していたのが、
記事がUXライター
若干、翻訳だからかわかりにくいけれど、
ユーザーの気持ちや、使いやすさを
考えたライティング
カンタンにまとめると
クライアントの商品やサービスを理解して、
その魅力をユーザーに伝える
という視点では、
コピーライターが従来行ってきた
作業と近いものがあるなと。
確かに、可能性は
サービスの可視化が難しいけれど、
難しいものや、新しいものを
噛み砕いて書くというのは、
得意分野でもあるので、
何かヒントになりそうな気もして。
ちょうど、コンサルタントの知人から、
サービスのコンセプトワークから参加する
という話もいただいていて。
そういった意味からも、
広告やツールをつくるだけじゃない
これからのコピーライターの
ポジショニングについて、
考えていきたいと思います。
情報設計がコピーライターのシコ度