コピーライターの求人はしません。申し訳ないですが。
協力コピーライターを探している広告代理店・制作会社さんから
問い合わせをいただけるとありがたいなという目的で、数年前、
運営をはじめたコピーライター事務所「ナベドコロ」HP。
特段、SEO対策をしているというわけでもないのですが
おかげさまで月に数件はお問い合わせをいただいて、
「ナベドコロ」もあたたまっている感謝の年月ではあります。
(2020年は新型コロナの影響もあり、基本は千葉におりますが)
コピーライター事務所としては検索順位が高いからか、
(Google先生、いつもありがとうございます!)
たまにコピーライター志望の学生さんなどから
「採用活動をしていますか?」といった
問い合わせをいただく機会もありまして。
業界的には全く無名なコピーライターなのに
検索上位に来てしまって申し訳ありませんが。
基本は、自宅(&ホテル、提携オフィス、コワーキングスペース)で
活動しているフリーランス一人体制ではありまして、
法人化も面倒なのでする予定もなく、
誠に申し訳ないですがお断りさせていただいています。
マス広告が減退している今の時代に
「コピーライターになりたい」という人は、
どういったことがやりたいのかは気になりつつも。
個人的には、前回も書きましたが、
みたいな、ひとことでつき抜けていくようなコピーが好きで
そういうポスターがつくりたいなという安易は動機で
20代の頃にコピーライターを目指して、40代前半の今に至ります。
(皆さんが知っているような代表作は残せていませんが)
もし今、「コピーライターになりたいのですが」
と、20代くらいの人に相談されたとしたら、
それほど勧めないのが本音ではあります。
長期的なビジネス展開として、
なること自体が難しい職種のわりには、
それほどニーズがある仕事でもないのが一点。
もし、誰もが知る大キャンペーンを手掛けたいなら
超大手の広告代理店に入るか、超有名な制作会社に入るしか、
選択肢はないのじゃないかなとは感じています。
(簡単に入れないから、いつの時代も苦労するのですが)
従来型の広告の仕事が減っていることに加えて、
大御所の皆さんをはじめ、上の世代が詰まっていますし。
「広告賞を獲ってメジャーに!」
という道も、派閥の組織票がないと厳しい
政治の世界とさほど変わらない業界ですし。
逆に、デジタルネイティブ世代の人なら
WEBやSNS、スマホの世界で新しい形の
広告クリエイティブを生み出すという
ような意気込みで動いていったほうが
いいのではないかなとは感じています。
好きな広告をつくりたいとう視点なら、
自分たちで商品やブランドをつくって、
宣伝部としてやりたい表現をするというほうが
面白いことはできる可能性はあるだろうなとも思いつつ。
SNSですぐに炎上する背景もあり、
下請けで広告制作というビジネスでは
尖ったことをするのは難しいでしょうし。
アートやyoutube等のほうが
面白いものはつくれる幅は
広いような気はしますね。
個人的には、企業や人のビジネスや想いを
応援できるという意味では好きな仕事でもあり。
ここまで続けてきた仕事ですので、
「やれるところまでやってやろう!」と
いう方向性で今後も取り組んでいきますが。
「それでも、コピーライターになりたい」
という人は、どこかで行きつけるのじゃないかと
勝手に思っていたりもしますが。
大したことのない私個人の雑文的な意見としまして。
家族を養っていくだけでも、ものすごい責任感なのに。
人を採用して育てていく企業をつくる人は
素晴らしいなと思う今日この頃ではあります。
コピーライター事務所「ナベドコロ」
東京・千葉・信州&WEB会議 渡辺さとし
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